おぉきにおぉきに。

京都盆地の南の端っこでのんびり暮らす主婦のつれづれ。

健診からの精密検査。今度は人間の話。

猫の病気告知と治療で毎日あわあわしてるこの数か月ですが、

一年ぶりに、私も健康診断(半日ドック)行ってきました。10月半ばのこと。

 

えーと、この記事はがっつり尾籠な内容です。それもニンゲンの。

くり返しになりますがお食事中の方はご注意を。

 

 

昨年、まず身体測定の時に自分の体重にびっくりして(高校生の時より痩せてた)(そしてC判定ついてた)、実はそれからも痩せるばっかりでどれだけ食べても太れない。

短時間パートですがなかなかにハードなせいなのか、朝ご飯二回食べてるし、毎日ご飯よりも甘い物食べてることのほうが多いのに。

というのが一年間続いて、今回の健診で体重減ってましたよあかんがな。

 

採血とか心電図とか胸部レントゲンやマンモグラフィー視力聴力いろいろ、オプションでつけた腹部エコーで前より時間かかってえらいグリグリされるので何かあったかと心配になってみたり。

全部終わって最後の診察で、今年はどういうわけかざっと全部の結果を教えてくれて。この数年ずっと異常値だったコレステロール(善玉悪玉とも)が問題なしって言われて、よっしゃ毎日トマトジュースにリンゴ酢とMCTオイル垂らしたのを飲んでたおかげかなwと喜んだのもつかの間、

 

便潜血二回とも陽性なんで、精密検査しなさいね」

 

ですと。

 

マジで?!

私、胃(逆流性食道炎)とか肝臓腎臓(サプリの摂りすぎ)は心当たりあるけど一番心配ないのが大腸やと思ってたよ。赤いお肉食べないし。乳製品はどっさりとってるけど。

昨年は二回とも陰性やったのに突然なんでだ。

 

が、実は私、父の病気発覚前からのことですが、便の異常はありました。

細いし、軟便すぎて形留めてないし(かといって下痢ってのも違うかなと)。あとガスが最近異様にクサイ(涙)

ただ、便利なことに検便となるとぴたっと普通の便が出てきたり、反対にストレス過多になるともう下痢気味とか。要はメンタルで便の様子が違うのかなと思ってました。本当に尾籠な話ですみませんです。

 

で、ですね。

健診受けた病院の消化器内科で精密検査受ける気はさらさらなくて。何故かと言いますと、そこの内科の先生の中に、私の友達の離婚した元旦那さんがいるからなんですよ。医師名簿見てびっくりしたよ去年。

 

それと、父の膵がんを早期で見つけてくれた内視鏡専門の開業医さんに私も絶対の信頼をおいているので、今回の精密検査つまり大腸内視鏡検査をお願いすることにしました。私もだいぶ前のことですが胃カメラ検査してもらったし、うん。

胃カメラ検査も同じですけど、大腸内視鏡検査も食事制限ありますよね。

胃カメラと違うのは、前々日から食物繊維の多い物と乳製品NGということ。これはつらい。私、朝からミルクティーとバター塗りたくったトースト食べてるくらい乳製品は朝から晩まで。

検査一週間前の診察と説明時で言われて、まあしょうがないし、じゃあいっそ二日くらい前に食べ過ぎの消化不良気味にしておいて消化に悪いもの受け付けない体調にしておこうかなと思いました。……実はやろうと思えばできたりするんですこの胃の不調具合。トシのせいなのかもう満腹まで食べると消化不良で胃薬手放せなくなる……。

 

前日朝はお粥さん食べて仕事行って、帰宅後10時すぎに二回目の朝ご飯もお粥さんと塩鮭と温泉卵、受付で出してもらった前日用の昼食と夕食のキットを食べて、下剤のんで蜂蜜舐めて就寝。

当日朝は、前夜作っておいた腸を空っぽにするスポドリ味の下剤1800ccを二時間かけて飲んでトイレ駆け込んでを繰り返し、準備万端お医者さんへGO。

ちなみに鎮静うっての検査なので、相方さんに有休取ってもらって車の送迎つきです。

 

もうお腹空っぽで透明の液体しか出ない状態。宿便も出し切りました。

帰ったら体重はかってみよかな。

 

ところで私の腕は注射針させる血管が細くて細くてどこの病院でも普通は右腕なところなんとか取れそうと言われた左腕で採血や点滴されることがほとんどなのですが。

このお医者さんとこの看護師さん、凄腕でした。右腕見て細いなーと言いつつ一発で針刺さはった。

一瞬で鎮静効いて意識が薄れるなか、凄いなこの看護師さん……と思ったの覚えてます。

 

鎮静下でカメラがいつ体内に入ったのかも出て行ったのかも知らないんですけど、腸内グリグリされたのはさすがにうっすら記憶にあります。看護師さんに保定されたのもなんとなく。

 

意識が戻ったときにはすべて終わってて看護師さんに起こされて、介助されながら立ち上がったときに、「綺麗でしたよ~」と言われてもまだ朦朧しててはぁそうですか…みたいな感じだったですが。

先生が画像出して待ってはって、

「痔ですね。がんもポリープも無し。治療の必要も無し」

と一言。今思い出しても恥ずかしい……。

 

がんは無いやろけどまあポリープくらいはあってもしょうがないか~とか思って、

ポリープ除去したらしばらく重労働できないので仕事のシフト代わってもらうかも…と大騒ぎしてた数日前の私を殴ってやりたいw

ただの痔持ちでした。

 

ただし、腸が長いので便秘になるかも、とのことで。

えー私長いこと軟便(下痢寄りの軟便)なんですけど?って内心思って。

後でググったら、高齢になるにつれ、そして女性は腸が長くなる傾向があるとのこと。そうなの?

 

下剤で腸がすっきり爽やか?になったので。

食生活も変えればいいんでしょうけどやっぱり乳製品や甘い物や小麦粉やめられないねえ……と、そろりそろり日常食生活に戻しました。で、整腸剤のんでみようかと。

ゆーちゅーぶで内科の先生とか薬剤師さんのチャンネルいくつか見て、ビオスリーとザ・ガードで悩んで両方買ってみた。胃の具合も悪い時にはザ・ガードの方がいいみたい。とりあえず今は胃は空っぽですっきりしてるのでビオスリーのんでみた。

そしたらさ、

ビオフェルミンと強ミヤリサンでは一向に治らなかった軟便が、ビオスリーを一日飲んだだけでかなり普通になった!ひゃーびっくりした。私にはビオスリーが合ってたのか。

 

その後、いつものサプリも復活してざらざら飲んで、そうそう腸活サプリの中でリニューアルしてナットウキナーゼが配合されなくなったものがあるので補うために粉なっとうを楽天で買って具無しお味噌汁に溶かして飲んでみた。これでカンペキやろ!

 

と思ったら、またしても軟便、そしてガスが異様にクサイ……。

 

そんでもって一昨日たまたま粉なっとう入りお味噌汁飲まなかった(忘れてた)ら昨日のお手洗いではそれほど臭気強くなく便の状態も悪くなかった。

 

もしかして。

ひょっとして。

 

私、ナットウキナーゼが合わないっぽい……?

考えてみたらナットウキナーゼが入ってたサプリ飲んでたとき、たまにその納豆菌でお腹が張ってくることがあって(ひどい時はゲップしたら納豆の匂いがした)、その時はカプセル一錠にしてみたり飲まないようにしてみたりしてた。そしてずっと軟便だった。

 

身体に良い食材の代表格であり、ほぼ万能な納豆。

肉親に膵がんを患った人が居る場合の膵がんになるリスクが高い私は、お味噌と納豆以外の大豆製品は摂りすぎないようにしようと思っててナットウキナーゼをサプリで取れるならええやんと思ってたけど。

 

私の味方はお味噌だけだった……。

 

小麦製品も徐々に減らしていくべきかしらねえ。

製菓も米粉にした方がいいのかも。小麦のグルテンってそんなに良くないのね……美味しいのに……。

まあ、下手したら一日三枚もトースト食べることもあったし、パン食べ過ぎではあると思う。

でもさー、私は幼稚園の頃から、おにぎりのお弁当は毎回リバースしてたけどパンとかサンドイッチのお弁当なら何ともなかったというくらい、お米よりパンが身体に合ってた人間なんだよ?今更?って気もする。

ご飯(お米)は腹持ちいい、言い換えれば消化に時間がかかる、ということで、胃がへなちょこな私は消化の早いパンの方が胃は楽やと思う。腸的には知らんけど。

 

今回、初めて大腸内視鏡検査を受けてみて。

下剤のめんどくささはあるものの、胃腸のすっきり感がなんとなく忘れられなくて。

特に問題なかった人は五年に一度の大腸内視鏡検査で良いのだそうです。が、うーん、二年に一回くらいやりたい気もする……お金かかるけど(今回は一万もいかなかったけど、ポリープ除去した時は三万くらい用意が必要)

胃酸がすぐに逆流してしまう身体なので長時間のファスティング(断食)は私には向いてなくて普段はなかなか胃を休められないんです、でも下剤とはいえ大量の水分をちびちび摂っていれば胸やけも嘔吐もしなかったし、検査後の胃の軽さは自分でも驚きだった。胃カメラ検査するかな近いうちに……(もはや主旨がズレている)

 

そんなわけで、健康診断でD判定だった大腸も問題なし、体重減少はまぁもうトシだからしょうがねぇわ、ともかく首から下は大丈夫。という結果でございました。これで脳ドッグもやればパーフェクトなんやけどそこまでは。

 

人間も猫も、トシとともに一番幸せなのは健康であることなのですよ。

元気で暮らせるのが何よりの有難さ。

ヌーボ君のリンパ腫とは長い付き合いになるけどQOLが維持できるならそれで良いかなと思うし、ニンゲンは自覚して健康第一で。

 

終活も腸活もがんばるよ。

 

お久しぶりの投稿がまたしても病気の話。まずは猫。

ほんっとに久しぶりにブログ開きました。あかんやん。

 

この記事の初っ端、一瞬だけ尾籠な話になりますので、お食事中のかたはご注意くださいまし。

 

ニンゲンと猫三匹、全員シニアという我が家。

そろそろと健康状態が一年一年綱渡り感。

 

今年の夏、父の一周忌も終わり、暑いな暑いなとふぅふぅ言いながらパートでしゃかりきになっていた私、

9月半ばに、末っ子キジトラのポコたんの、突然の異変を発見しました。

一日中おちり舐めてて、便秘でうんピが出にくいのかなとか思ったらさ。

肛門の真横に、青黒くて硬いデキモノがっ!

何じゃこりゃああああああ!!と泡食ってすぐにキャリーリュックにポコたん仕舞ってチャリ爆走、動物病院に担ぎ込みました。

何か悪い病気だったらどうしようとかぐるぐるして悲愴な顔になってた私に先生が一言、

「あーこれは肛門膿炎でしょうね」

って言って、すぐに切開して膿出ししてくれました。良かったガンとかじゃなかった……。ただ、昨年のワクチン接種のときより体重がガクッと減ってて(かいぬしもびっくりした。いつもお腹ゆっさゆっさ揺らしながら歩いてるから痩せてるなんて思ってなかった)

もしかしたらリンパの病気かもってことになって、細胞の生検を外部に依頼しときますと。

で、その時に、雑談で先生に言ったんですよね、真ん中の茶トラ王子、ヌーボ君が最近変なイビキかいて寝てるんですよねって。そしたら、年齢もあるし近いうちに検査して見た方がいいかもねって言われて。

おちりがラクになってすっかり元通りのポコたんを担いで帰宅。

翌日に、ヌーボ君の血液検査と頭部レントゲンをお願いました。あいやー……こちらも体重減ってたよ……。

 

その結果。

 

ヌーボ君の右側の鼻の中が、白く濁ってて。

先生の診立てでは、おそらくリンパ腫だろうと。

確定するにはCT撮って、それで治療方針を決めましょうってことになって。

高齢猫がCT検査する際の麻酔のリスクも説明されました。若い子なら飛行機事故くらいな確率であるところが高齢猫の場合は自動車事故レベルの確率になること。まぁそれくらいのリスクですけど、治療するにはリスクよりもメリットを取った方がいいですねと。

私も父の闘病のあれこれを思い出しつつも全員に副作用がでるわけじゃないし、確定させて治療に繋がる方が…と軽い気持ちでCT検査をお願いしました。

先生にヌーボ君を預けて、その足で鈴虫寺に行って幸福地蔵様にヌーボ君の病気の快癒を必死でお願いしてきました。

その日は無事に検査も済んでお迎えに行って、頑張ったねえとナデナデしてたんですが。

 

その夜から二日くらい、とにかく食欲が無さそうでほとんど食べない、脱水症状も出てきた、これはおかしいと思って、病院に駆け込んだら。

血液検査の結果、CT検査前は正常範囲内だった腎臓の数値が、振り切れてて正確な数値が分からないほどの状態になっていました……自動車事故レベルの確率と言われた麻酔のリスクが出てしまってよりによって腎臓ノックアウト。先生の顔も強張ってて、数日中に容態が急変してもおかしくない、ともかく腎臓ぶっ壊れて命を落とすことだけは避けたい、と緊急入院。私は泣く余裕もなくただ先生にお任せするしかなかったです。

(でも、家でこれ以上ぐずぐずと様子見せずに病院に連れて行ったこと、この間一髪の判断は自分で自分を褒めました。あと一日遅かったら取り返しつかなかったかもしれない)

 

リンの数値がそこまで悪くないのでおしっこを作る機能はまだある、治療で強制的におしっこを作らせて流していこうということで、入院中はヌーボ君は無自覚なまま垂れ流しでしたけどとにかくおしっこは出てました。病院で出してもらったご飯もちょっとずつ食べるしお水も飲んでる。このまま治療していけばお家に帰れる、とのこと。

結局、一週間弱の入院でした。腎臓の数値は振り切れたままだったですが、リンの数値が落ち着いてきたのでお家の投薬で行けるでしょうと。

これが10月前半のことでした。

あ、ヌーボ君の入院中、食欲にムラが出てきた楓の血液検査と、ポコたんのその後の診察もありました。もう猫三匹てんやわんやで訳が分からなくなってましたが、とりあえず楓(15歳)とポコたんは特に問題なしでした。ひとまずホッとした。王子だけでいっぱいいっぱいですよもう(泣)

 

腎臓の薬を頑張ってのんで少しずつ数値が下がって測れるようになってきたし、おしっこいっぱい出して、ご飯もりもり食べるようにもなったので、じゃあそろそろ、放射線治療しましょうということになりました。

あ、腎臓の数値がなかなか下がらなかったのはリンパ腫が腎臓に悪さをしていたこともあるかもとのことでした。それと、一貫して炎症の数値は上がっていないので希望は持てそう。

 

今回のヌーボ君の鼻の中のガンのような頭部の腫瘍は外科手術は出来ないから抗がん剤治療か放射線治療になるんですが、何しろウチの子CTの麻酔で腎臓壊されちゃったので。抗がん剤は使えないということで放射線治療一択。

で、この放射線治療、今回のような鼻のガンと相性が良いというのかとにかく効果が高いそうです。一週間ごとに合計四回のクールでスケジューリングされました。

幸いなことに、我が家かかりつけのこちらの動物病院は高度な治療もできるようにとCTと放射線治療室も備わっているんです。ありがたやありがたや。

 

10月後半から11月前半の土曜日に、毎回血液検査で状態を確認しつつの放射線治療。翌日の日曜日に、腎臓やらその他悪くなっていないかチェックするためまた採血。

ヌーボ君、リンパ腫疑いの診察の日から、いったい何回採血されたのか(苦笑)

ちょっと貧血気味ではあるんですが、治療が必要なほどではないので、まあこのひっきりなしの採血期間が終われば改善するんじゃないかなと思います。

 

そして先日、放射線治療四回を無事にクリア、再びのCT検査(もちろん鎮静のみ麻酔なし)で鼻の中を確認。

鼻の中、白い濁りが綺麗に吹っ飛ばされて、綺麗になってた!!

ひとまずの危機は去りました!!(歓喜)

 

なんかね、先生も驚きの成果だったみたいで、「ウチのホームページのブログに紹介してもいい?」って言われたw

 

こんなに劇的な効果が出て、ヌーボ君の身体の負担も抗がん剤ほど重くないってのが素晴らしいね放射線治療。なんでも、鼻といわず口の中や顎など顔に出来た腫瘍で手術不可能な場合は放射線治療は本当によく効くらしいです。

公的で大きな総合病院クラスの動物病院だったら普通に「放射線治療できる」って言えるらしいんですが、私的な動物病院の場合は院内に放射線設備があることを公言できないそうです。ただし、飼い主がSNSや口コミで病院を紹介することは問題ないとのこと。

そんなわけで、目や鼻や口などの腫瘍で治療したい犬猫さんの御家族様がいらしたら、ご紹介しますので京都南部まで通えるのならよろしければ。(ただし、医療費も桁違いなのでそこらへんも覚悟が必要です)(私もさすがに金策に走ろうかと思った)(結果的に効果覿面だったのでお金ちっとも惜しくないと今なら言えます)

 

今後は家で毎日の腎臓のお薬と、週二回の抗がん剤(高齢猫でも副作用ほとんど無し)をのんで、月一回の診察に通って、リンパ腫を抑えつつ普通に日常生活を送っていきます。よかったよかった。

 

もうちょっと経過を見てからですけど、鈴虫寺の幸福地蔵様にも御礼のお詣りに行かなくては。

父の膵がん告知直後にも鈴虫寺に来てお地蔵様に切々とお願いしたんですが、父が二年頑張れたのがもう奇跡だったのか、早期発見で寛解もしくは長期生存を祈った娘よりももう頑張ることに疲れた父の願いをお地蔵様が聞き届けた結果が二年三か月だったのか……分かりませんが、今回の我が家の猫を助けてくださいという願いはほぼ叶ったんじゃないかなと思っています。紆余曲折ありまくったけども。

 

今年はいつまでも暑くてしんどいねーとか言ってた夏からこの初冬まで、気の休まる時が無くて。

父の二年とちょっとの闘病の日々も必死でしたが、今年の夏もジェットコースターのような我が家の猫のことでした。

 

 

『ペニー・レイン 東京バンドワゴン』を読みました。

2023年̪4月に刊行された日、もちろんすぐに買ったんですよ、買ったんですケド。

 

とうとうブログに書けないままになってしまってますが、すい臓がんの告知を受けて闘病中だった父がちょうどその4月に風邪ひいてそれが肺炎になって一気に体力が落ちて、3月には愛犬の散歩にも行けたのにその頃からもう歩くのも立ち座りの動作も厳しくなって。父のことが毎日の最優先だったので、読書どころではない状態でした。

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『〈銀の鰊亭〉の御挨拶』を読みました。

『〈銀の鰊亭の御挨拶〉』小路幸也 著(光文社文庫)

 なんということでしょう、わたくし、小路先生の作品のほぼ全部の感想を書いてると思ってたのに何冊か抜けがありました……この『〈銀の鰊亭〉』もその一つ……書いた記憶がなくて慌てて旧宅確認したら記事が無くてびっくりしたわ……。

 まあ、この作品が新刊で出た当時は確か、パート勤めの雲行きが怪しくなってきた頃で心理的に不穏だったけど表面的には多忙で何が何だか分からなくなってきた時期だったんですよね……と言い訳。今回、感想書くのに再読して書影貼り付けようとしたら文庫版しか出てこなくて親本は新刊書店では入手困難になってるとかちょっと時間の流れ早すぎません?

★これより先はだいぶネタばれっておりますので、未読のかたは自己判断でお願いいたします。

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『情無連盟の殺人』を読みました。

『情無連盟の殺人』 浅ノ宮遼・眞庵  著(東京創元社)

最近はお医者さんとか弁護士さんとかがミステリ小説を発表されることも珍しくはなくなってきて、専門家が構築する設定はさすがに丁寧で奥行きもある小説になりますね。私はそれでハマったのが海堂先生の桜宮サーガだったり織守きょうや先生の弁護士さんのミステリだったり。で、この浅ノ宮先生の作品も前作の『臨床探偵と消えた脳病変』(単行本時の『片翼の折鶴』改題)でふおおおお!となって、新作が楽しみな作家さんの仲間入り。その待ちに待った新作は、なかなか印象深い作品でした。

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『素晴らしき国』を読みました。

『素晴らしき国』 小路幸也 著(角川春樹事務所)

 若い頃はマンガでも小説でも連載ものは毎月がっつり追いかけて読んでいたものでしたが、さすがに年取ってくるとそんなパワーもなく、粛々と単行本に纏まるのを待てるようになりました。十代二十代の頃の私に教えてやりたい。ていうか、あの頃の周りの大人が呆れたような「まぁ好きにすればいいさ」という感じで毎月本屋さんに飛んでいく私を見ていたのって、こういう心境だったからですかねえ……。

 そんな風に、のんびりぬるっと生きながら一年一年と年を重ね老いていく私。私たち人間。八十九十まで元気で矍鑠としたおじいちゃんおばあちゃんも増えてますが、まぁそれでもせいぜい百前後まで生きて大往生です。不老不死とはどういうものなのか、不老不死の存在とは何なのか。

 人生と、命と、理想と、記憶を考えさせられるようなシリーズが新たに開幕です。

(割とネタばれっておりますので、続きは自己責任でお願いします)

 

 

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子供と大人の境界線とは

まずこのタイトルですが、別に法令で20歳が18歳になったとか選挙権がどうとかいう話じゃないです。

 

不思議の国のアリス症候群」

ja.wikipedia.org

 

この病気?というのかなこれも。この症例と、病名を私がひととおり知ったのが結構な大人になってからで。

 

私もありましたこのアリス症候群の症状。小学生の時はほんまに頻繁に。

見えてる物が、脳内で、自分との距離感がおかしくなったりサイズがめちゃくちゃになったり。見えてる世界と、脳内の現実感が乖離してました。はた目には普通に歩いてるけど実は頭の中がぐらぐらしてて危なかった。

 

ただ私は、これは親(特に母親)との葛藤でいろんな精神的ショックからトラウマになったせいで起こる現象だと思ってたんですよ。母との距離感が狂ったりしたのが一番多かったから。(なので「不思議の国のアリス症候群」という言葉を聞いたことがあっても、自分がそれだとは思ってなかったから調べもしなかった)

高校生くらいからは年々薄らいだものの、ふとした拍子に思い出すと連鎖的にまたぐわんと来たし結婚後も時々起こったし、あー最近はアレ起こらなくなったなあ、と自覚したのが実はわりと最近のこと。

で、まさか「症例・症状」とか「幻覚」とか「治療」とかいう言葉が出てくる話なんだとは知らなくて。ググってびっくりしましたわ。これ、「治す」ものやったんですね……。

このウィキ読んで、だいたいが子供の頃特有のもので大人になると収まるけど、大人になっても起こる人は偏頭痛持ちが多い、てところで腹落ちしました。この距離感とかサイズ感がぐわんぐわんに狂うことが少なくなった頃から今度は偏頭痛に悩まされて、昔は市販薬のロキソニンなんて無かったからぜんぜん効かないバファリンでも気休めにのんでひたすら横になって痛みが治まるのを待つしかないの、ほんまにきつかった……今はロキソニンが買えるようになって、服むタイミングを外さなければ比較的早くに収まって、有難いことです。てことで今も片頭痛は時々えげつないのが来ます。加齢とともに頻度が減って、ただし片頭痛キターーー!って時は吐き気もあるしロキソニン一回じゃ効かないので8時間待たずに二回目のんだり。こないだはもう頭痛外来の受診も考えた。

 

そうかー、中枢神経系がどうとかそういう話かー……。

で、大人になったらほとんど起きなくなる現象やったんやー……。

 

三十過ぎてもまだ時々このアリス症候群が起きた私は、精神的にも神経系でも大人になり切ってなかったんやな……。

 

人生折り返し地点を過ぎてだいぶ経った今ようやく大人の階段のぼったのね私……マジか。

 

このアリス症候群が起きること、私は親にも言ったことない。相方さんには言った、かなあ……忘れた。たぶん相方さんも知らないか忘れてるか。

 

母もなかなかの片頭痛持ちだったので私の頭痛はてっきり遺伝やと思ってましたが、これが原因だったかもしれないし、聞いたことないけれどもしかしたら母もアリス症候群だったかもしれない。実は、母の子供の頃や高校生くらいの古い古い写真を数年前に母の実家で見て、まわりからちょっと浮いてそうな、かなり変わった個性の人だったらしいなと想像できるんですよね。

そして私も、物心ついた頃から今に至るまでどこかピントのずれた人間でして(常識が無いとも言えるし、言動があまりに奇矯・奇天烈ともいう)、ああこりゃ母譲りの気質なんやなあと思うので……。

この私の無意識の変人的な言動で友達たくさんなくしてきたし、目上のかたに失礼なこといっぱいしたし、生きづらさは今もあるけど、もしかしたらこれはお医者さんにかかれば軽減できたか治せたものだったかもしれないと思うと、もっと早くにアリス症候群だったことを誰かに話していればよかったのかな。

 

大人になっても続くアリス症候群だったからってクリエイティビティな才能も無いのでルイス・キャロルのように作家にはなれない、ただ周囲とズレてるイタイ人として生きていくだけの私ですが、せめて残りの人生は楽しく生きていきたいと思います。